• Top
Menu

balltree

  • Top
plm-sales-timing-630x351.jpg

ネットショップの物流委託のタイミングはいつ?

July 28, 2017

ネットショップの倉庫業務(入出荷/在庫管理)は一般的に下記図に表すように変遷することが一般的だ。

 

第1段階: 自社スタッフで運用
    ビジネスが軌道に乗り日々の入出荷業務を行っている
    在庫もオフィスや隣接したスペースにおいており、毎日夕方に宅配業者が荷物を取りに来ている

第2段階: 既に倉庫業務を3PL*に外部委託済みで日常業務を運用
    決断をして3PLに業務委託済みで、毎日入出荷のデータを送付して対応してもらっている

第3段階: 規模の拡大に伴い自社のスタッフのみで業務を運用
    コスト面や人的資源を有効に活用するために自社での運用に切り替えている


今回はどういう状況になったら、倉庫業務の外部委託を3PLの倉庫業者に委託を検討するか?
(第1段階->第2段階)


大きな理由として下記のような例がある。
    ・店舗において在庫をおくスペースがなくなった
    ・休み明けの出荷が、勤務時間内に終わらなくなってきて残業で対応するようになってきた
    ・これまでのビジネスの成長が今後も続くとすると対応できるかどうか?不安


決断の早い店主はすぐにやらなくてはいけない事項を確認し、スケジュールを引き、担当者を決めるが、実際にはなかなかそうはいかず、倉庫業務がボトルネックとなり、ビジネスの成長を阻害しているケースが多い
    ・自社の商品をすぐに届かない場所において、大丈夫だろうか?
    ・現在業務に携わっているスタッフの処遇をどうすれば良いか?(配置転換?お引き取り願う?)
    

取り扱い商品の特徴によって、若干の考慮すべき点はあるが、1日の出荷が10件/日超えたら外部委託を考え始めるべきです。その業務に携わっていることで特別な付加価値をお客様に提供していないのであれば、切り離した方が懸命です。


オペレーション業務を外部に委託することでビジネスの成長を加速させることが可能です。
従来から業務を定型化して切り出しやすいようにしてあげると外部委託はスムーズに行えます。


*3PL : (Third Party Logistics)の略。荷主企業に代わって、効率的な物流戦略の企画立案や物流システムの構築の提案を行い、かつ、それを包括的に受託し、実行すること。ちなみに1stは荷主企業と2ndは運送事業者のようです。

 

In e-commerce Tags ネットショップ

棚卸しはどうやって進めていますか?

April 24, 2016


年に1度 or 2度行っている、棚卸しを委託先の倉庫で行っているかと思いますが、どうやって進めていますか?


前回の棚卸しから今回までの倉庫運用の成績表をつけるという一大イベントです。拘束時間が長く、疲労困憊しますが、嫌いではありませんでした。きちんと運用できたと思える期間はそれなりの結果が出て、様々なトラブルがあったな?という期間は酷い結果が正直に返ってきます。

ネットショップの基本的な棚卸しの進め方を列挙します。

1. 棚卸しの進め方 文書をもとにミーティング実施(3PL/店舗)
2. 棚卸しの社内調整(店舗)
3. 帳簿在庫の提出(3PL->店舗)
4. 棚卸し実施(3PL)
    1回めカウント
    2回めカウント
    両カウントの差異箇所を再カウント
    上記のカウント⇔帳簿在庫との比較(潰し込み)
5. 実在庫の報告(3PL->店舗)
6. 棚卸結果の作成(店舗)
7. 実在庫 -> 帳簿在庫への反映(店舗)
------
8. 後日、結果を振り返るミーティングを実施(3PL/店舗)

(WMSを利用していてハンディで運用しているのを前提)

コメントを幾つかしてみますと.......

事前に進め方の計画を3PL側から文書で委託先からもらっていますか?
    必ず文書でもらうようにし、振り返りのミーティングも持つようにしましょう。なければ漠然としたまま始まり、どんな結果が出ても何事もなかったように終了します。

帳簿在庫のリスト(システムから抽出)を開始前にもらっていますか?
    システムを使っていると思うので、一括でCSVでファイルを抽出できると思うので、それを直前にもらいましょう。販売側の在庫と既にズレているとは思いますが、あまり気にしなくて良いと思います。カウント後に何れにせよ在庫数を更新しますので。

棚にある、在庫表との照らし合わせではなく、実際に商品/数量をハンディでスキャンしていますか?
    商品が実際にあるかどうか?添付しているバーコードをスキャンして確認します。複数ある場合は各々スキャンする必要はありませんが、個数を誤って打たないように注意しましょう。

棚卸し差異の出し方は?
    下記のような図になります。

契約書に基いて、紛失分は請求しましょう。
    我々が携わっていた棚卸しは差の多少により、棚卸し費用の負担や下代に合意した%を計算して請求しておりました。請求金額が多いと揉めるのは必須です。
 

In e-commerce Tags ネットショップ

委託しようとしている、業務を理解されていますか?

April 23, 2016


形式は何でも良いので、業務フローを起こしてみましょう。おそらくあなたは大枠では理解しているとは思いますが、詳細までつかみきれていません。業務を委託するのであれば、まずは現状の把握が必要です。


[現状把握]
担当従業員にヒアリングしてホワイトボードに作業項目を記載して確認しながらでも進めてください。ポイントは開始条件、時間軸、条件分岐、全てが網羅されているか?です。実はこういう場合もある!と後出しするのはなしにして、全てのパターンを明記して現状の作業を明確にしましょう。
 

[取捨選択]
次にどのグループの作業を委託するのか?決めましょう。またそのグループを現状のまま依頼するのか?某かの作業項目を省いて(外部へ引き渡しやすいようにして)作業を依頼するのか?決めましょう。委託作業の工数がかかればかかるほど直接工賃にかかってくるので、これを機に止めることも一考の価値があります。
 

どんどん追加して作業を追加するのはそれほど難しくないですが、やっていたことを止めるのは大変難しいです。お勧めの方法は、一定期期間(10日間とか)作業を止めてみて様子をみるというものです。思ったよりも影響はない場合が多いです。

紐付の物流コンサルタントに引っかからないために

April 23, 2016


刺激的なタイトルですが、よくあるケースなので、紹介します。webで検索して問い合わせをするとだいたいは倉庫所属の物流コンサルタントが現場確認に訪れてきます。省力化している会社ですと、訪問すらなく、データと電話で終わらせようとします。(私もR時代にやってました 笑)
 

問い合わせをしてくる時点で現場は既に崩壊しており、どこの倉庫を紹介しても業務は整理されます。整理の段階で問題が発生し、かなり労力は使いますが今までのツケを払うと思えば納得がいきます。売上に伴い、各々の業務エリアも成長すれば良いのですが、なかなかそうはいかなく、オペレーションの業務(SCM/入出荷/CS)を重視している所がほとんどないため、つけは全て下流の工程のオペレーションに負荷がいきます。


話が脱線しました。もとに戻しますと、この文章のタイトルを'紐付の物流コンサルタントに引っかからないために'としましたが、'紐付の物流コンサルタントに引っかかってみては?'に変更します。ただし、'複数の紐付の.... 'の中からという条件で。


物流コンサルタントに問わず、セールスの基本戦略の王道は競争をしないということですので、できるだけ他に目がいかないうちに決着させようとしますが、意を決してオペレーション業務を改革しようとしたのであれば、矢継ぎ早につてがあれば、つてを辿り、なければweb検索して他のコンサルタント/営業を呼びましょう。


労力を使うことになりますが、ターゲットの期限日を設けて、今までのツケを払うと思って実行しましょう。複数の目を注ぐことで、様々な意見が集約され最適な判断がなされます。あくまでその選択肢の中からだったなぁ....と後々思うことはあると思いますが、それはまた別の項で述べます。

 

contract2.jpeg

3PLと契約書結ぶ前に確認する事項

April 23, 2016

さて物流コンペを実施し、契約書に調印する段階になってきました。その時にぜひ盛り込んだ方が良いのでは?という事項を紹介します。一般的には別紙のSLA(サービス・レベル・アグリーメント:サービス品質保証)を順守するという形にするのが多いです。SLAだけを順次更新するのを想定しての形態です。
 

契約期間:
2年間としてその後自動延長。解約の場合は2ヶ月前の末日までにお知らせする。というような例でコメントするなら、特に設備投資をしなければ2年間は長過ぎ、何か問題があった場合に他に逃げるという選択肢が0になるのは避けたい。また解約のお知らせをしてから引っ越しまでの期間(この場合2ヶ月)はできるだけ短くしたいです。契約打ち切りが決まって、現行3PLがモチベーション低いままオペレーションを実施するのは問題があり過ぎます。


入出荷:
入荷であれば、着荷してから*時間 or *日以内に実施する。出荷であれば、営業日当日15:00までの注文引き渡しは当日中に出荷する等です。


在庫管理:
細かいアクセサリーや高価な商品は棚卸しの際に紛失が判明します。在庫管理の責任を担保してもらうために**%以上の紛失の場合は下代を掛けあわせた金額を保証する。


料金形態:
そこそこの規模になると、専任のチームを設けたい。敷いては入荷 1人(**万), 出荷(**万), 全体の管理するマネージャー(**万)というのを工数の見積もり(入荷 **円/点,出荷 **円/点)とは別に3PL側は用意してきます。容赦なく断りましょう。規模が大きくなると、どんどん専任の人を増やしたいと3PLが言い出し、どんどん固定費が増えます。そもそも3PLに業務委託する目的は変動費化することだということを忘れてはいけません。現実的にそういった人がいないと現場は回らないので、料金として考慮することになり、各々の工数に付加して料金を出してもらいます。


レポート:
業務の量がそれほどでもないと良いですが、それなりになってくるとバックログも考慮しないといけなくなってきます。それらを把握するためにレポートを作成してもらいましょう。3PL側で請求するにあたって、各々の作業項目*量は請求用につけているはずなので、それをベースにするのです。原始的ですが、毎日excelでつけた帳簿になる3PLがほとんどです。特定の項目の達成率を蓄積したDBから必要な項目を自動で抽出するなんてことはないです。

 

In e-commerce Tags ネットショップ
← Newer Posts Older Posts →
Featured
Nov 18, 2019
WMSの導入
Nov 18, 2019
Nov 18, 2019
binder.jpeg
Sep 29, 2017
物流業務の見直しの時間を作る
Sep 29, 2017
Sep 29, 2017
partner.jpeg
Sep 29, 2017
下請けでなくてパートナーとして付き合っていますか?
Sep 29, 2017
Sep 29, 2017
meeting.jpeg
Sep 28, 2017
定期的に時間を作って問題点を共有していますか?
Sep 28, 2017
Sep 28, 2017
deliverly.jpeg
Aug 16, 2017
インターネットで購入した商品は誰が配達するのか?
Aug 16, 2017
Aug 16, 2017
plm-sales-timing-630x351.jpg
Jul 28, 2017
ネットショップの物流委託のタイミングはいつ?
Jul 28, 2017
Jul 28, 2017
Apr 24, 2016
棚卸しはどうやって進めていますか?
Apr 24, 2016
Apr 24, 2016
Apr 23, 2016
委託しようとしている、業務を理解されていますか?
Apr 23, 2016
Apr 23, 2016
Apr 23, 2016
紐付の物流コンサルタントに引っかからないために
Apr 23, 2016
Apr 23, 2016
contract2.jpeg
Apr 23, 2016
3PLと契約書結ぶ前に確認する事項
Apr 23, 2016
Apr 23, 2016

Powered by balltree K.K